アトピーが治った (KaYさん)
  •                                       2015/9修了

 

基礎科前期クラス終了レポート

教室に通い始めたきっかけ

 私はアトピーを治したいと思い教室に通い始めました。小さいころからアトピーの症状がありましたが小学生頃から症状は治まっていたのですが、高校3年生(1995年)に再発をしました。症状が重くなった時期もありましたが、病院で処方された薬を飲めば治まるので特に深刻に考えず体質だから仕方ないと対処療法をしていました。湿疹がひどい部分にはステロイドのクリームを使用していました。

 30歳頃から蕁麻疹と喘息が時々でるようになりそれまで季節の変わり目など症状が重い時だけ飲んでいた薬を毎日飲むようになりました。血液検査を行っても原因はハウスダストや杉花粉だと診断され食べ物で出るアレルギーではないと診断されたので食事はまったく気にせず大好きな肉や乳製品・甘いお菓子をよく食べていました。

 2014年の2月に父が癌で亡くなり、生きていることの意味や健康について考える様になり、それまでの生活習慣を見つめなおし改善していかなくてはいけないのではと思い始めました。

恭子注:私の経験値では、アトピーの家系には喘息があり、そして、ガンがあるという家系です。
よく言われるのは、小さい頃のアトピーは小学生くらいになると自然に治るという間違ったもの、です。
自然に治るのではなく、ぜんそくになって出ることが多くなります。
アトピーくらいの時に、食事の誤りに気が付いて家中の食生活改革をすると、病気が教えてくれる、となるのですが…

 2014年の6月に子猫を保護し飼うことになった時、子猫が私の手を舐めてきたときにふっと我に返ったのです。ステロイド薬を一体いつまで塗り続けるのだろう。私は薬に頼ってばかりでアトピーを自分自身の力で改善する努力をしてこなかったじゃないか。

 その日を境にステロイドの薬を塗るのを止めました。

 ステロイドを止めてからはリバウンドが激しく手と足は湿疹だらけで腫れ、顔は赤くなりました。

 1か月後に飲み薬を止めてからは蕁麻疹が毎日出て薬で治まっていた症状が一気に出始め、逃げられない苦しみと痒み、醜い容姿に変わっていく現実に毎日辛く自分への自信がなくなっていました。

恭子注:ありがたいネコちゃんですね!
ステロイド剤も必要な時もあるのでしょうが、原因を変えることなく、上から押さえつけるだけのものなのでしょうね。
辛かったと思いますね。



そんな時、アトピーをマクロビオティックで治したという情報を知り、ネットで岡田先生のに出会いマクロビオティックを始めました。

マクロビオティックをする前の食事

・朝 珈琲1杯 コンビニで買ったおにぎり2個 

・昼 コンビニで買った弁当(焼肉弁当など肉がメインの弁当)

・仕事中の飲物 ペットボトル(500ml)のお茶 珈琲2、3杯

・仕事中の間食 チョコレートやクッキーなどのお菓子

・夜 肉がメインの食事(ハンバーグ、カレーライス、麻婆豆腐など。魚メインの料理は月に4、5回)白米は大盛1杯

・間食 週に1回くらいコンビニで買ったケーキなど甘いお菓子

・寝る前 牛乳1杯

マクロビオティックを始めてからの食事(20149月?)

・朝 3年番茶、梅生番茶

・昼 玄米ご飯、けんちん汁、野菜のおかず

・仕事中の飲物 ジェイソンティー、ハト麦茶、ドクダミ茶

・夜 玄米ご飯、けんちん汁、野菜のおかず、納豆

・教室に通う前までは週に1回くらい自然食品店で販売しているパン・ベーグルを2.3個食べていました。
恭子注:間違えやすいのは、自然食品店のパンやお菓子なら良いと思って食べることです。


教室に通う前に起きた変化(20149月?20153月)

・玄米を食べ始めて2週間くらい経った頃、毎日真黒な便りが4?5本でました。

恭子注:どの人にも言っていますが、大きい便りがいっぱいでる=確実に良くなっている証拠です

・体重が2か月で8キロ減りました。

・蕁麻疹と顔の赤みが11月頃から落ち着いてきました。

・マクロビオティックを始めてからの2か月間くらいは好転反応が強く出たので玄米菜食を守っていましたが、症状が落ち着いてくると「ちょっとくらいいいだろう」と欲がでてきてお菓子を食べてしまうことがありました。その結果、花粉症の季節に(3月頃)に症状が悪化し顔が赤く腫れました。
恭子注:このあたりが、孤独で一人でやるときの欠点ですね。
一人では、なかなか続かないのです。


教室に通い始めてからの変化

・体の変化はアトピーの症状が軽くなり、汗をかかない体質だったのが改善され汗がたくさん出る様になりました。そして私は心の変化が大きくあったと思います。これは本のレピシ通りに料理をするだけでは変化が起きなかったことだと思います。

 教室に通う前はきれいな肌の人と自分を比べていつも暗い気持ちになり、自分が醜いと思って人生を悲観していました。

 薬を止め食事を変えてもなかなか治らない自分の体を責めたり頑張りが足りないと心を責めたりしました。食べたいものを我慢して本当に治るんだろうか、もうマクロビオティックは止めて薬に頼ってしまおうかなと葛藤し先の見えない不安がずっとありました。そう考えていたころ教室が近所だったことを知り「これは運命だ!私はラッキーだ。絶対に教室に通う。」と決心しました。

 教室に通い先生のお話をたくさん聞き、他の人と自分を比べることではなく、すべての事に感謝の気持ちを持つように心がけました。そうすると気持ちが軽くなり心も穏やかになっていき痒みも減っていきました。まだまだ良くなったり悪くなったり不安定な体ですが体からの信号を受け止め欲深くならず、自分に謙虚に食事はよく噛み腹八分目を心がけて行きたいです。(食いしん坊なので食べすぎてしまうことがよくあるのですが・・・)

 半年間あっというまに過ぎていきました。とても有意義な時間を過ごせたと思っています。大変お世話になり、ありがとうございました。これからもご指導のほど、よろしくおねがいいたします。

 


 恭子から一言


私もそうですが、アトピーの方は、欲が強い…特に食欲が強いのです。

ですから、一人で頑張るのには限界があります。

教室入室後、彼女は実に良く頑張りました。好転反応のひどい湿疹と赤く黒い肌にも、めげず頑張りました。

そして、つるっとした生まれ変わったような美しい肌になりました。

ただ、アトピーの方に限らず、全員、なかなか、この食欲から解放されて、本来人間が、東洋人が、日本人が

食べるべき自然の食べ物こそが体が喜ぶ食べ物だと、知識ではなく、悟りに変わっていくまでは、何年も

かかります。

そして、これくらいはいいか、とちょっと食べると、尾を引いてしまってドドドっと崩れて行って元に戻ってしまい、時には自棄(やけ)になってしまうのです。

こうなると、自分がいやになり、自己嫌悪→またやけ食いする、といった悪循環が始まるのです。

本来の意味の自分に自信を持って、自分を愛し、自然を愛していけるところまで、ぜひ、教室にお通い下さい。

私は一緒に歩いていきますので。

頑張って美しくなったあなたはすてきですよ。

意外かもしれませんが、アトピーの方は、精神的に心穏やかになることが必要なのです。
自分を責める傾向が強いのです。真面目な方が多いです。

その良い面を生かして、心安らいでいただきたいと願っています。

それには、「感謝」です。

どの病気にも共通していますが、この病気があったおかげで、人生の真に必要なことに気づき、そのおかげで、

より良い人生、より仕合せになった、と心の底から思えるようになれば大成功です。


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アトピー改善